金銀以降のシリーズでは、内部データ上で各ポケモンを処理する際の値(順番)は所謂「全国図鑑ナンバー」と一致していますが、赤・緑・青・ピカチュウ版(すなわち「初代」)では
それとは異なる独特の順番でナンバリングされています。
そんな初代特有の内部番号順を、見やすいように表でまとめてみました。
こちらは、バグポケモン及びバグトレーナーの名前も明記しています。
内部番号 | ポケモン名 | |||||||||||
10進 | 16進 | |||||||||||
0 | 0x00 | ィ゙ゃゾ┛ | 64 | 0x40 | カモネギ | 128 | 0x80 | ゴルダック | 192 | 0xC0 | ア | |
1 | 0x01 | サイドン | 65 | 0x41 | コンパン | 129 | 0x81 | スリーパー | 193 | 0xC1 | ふイ゙ヂ | |
2 | 0x02 | ガルーラ | 66 | 0x42 | カイリュー | 130 | 0x82 | ゴルバット | 194 | 0xC2 | ギ▼アゴ | |
3 | 0x03 | ニドラン♂ | 67 | 0x43 | けつばん | 131 | 0x83 | ミュウツー | 195 | 0xC3 | アム゙ | |
4 | 0x04 | ピッピ | 68 | 0x44 | けつばん | 132 | 0x84 | カビゴン | 196 | 0xC4 | ィ゙アゼ | |
5 | 0x05 | オニスズメ | 69 | 0x45 | けつばん | 133 | 0x85 | コイキング | 197 | 0xC5 | ズ | |
6 | 0x06 | ビリリダマ | 70 | 0x46 | ドードー | 134 | 0x86 | けつばん | 198 | 0xC6 | アガ | |
7 | 0x07 | ニドキング | 71 | 0x47 | ニョロモ | 135 | 0x87 | けつばん | 199 | 0xC7 | (名無し) | |
8 | 0x08 | ヤドラン | 72 | 0x48 | ルージュラ | 136 | 0x88 | ベトベトン | 200 | 0xC8 | (名無し) | (名無し) |
9 | 0x09 | フシギソウ | 73 | 0x49 | ファイヤー | 137 | 0x89 | けつばん | 201 | 0xC9 | たんパンこぞう | アオ゙ |
10 | 0x0A | ナッシー | 74 | 0x4A | フリーザー | 138 | 0x8A | キングラー | 202 | 0xCA | むしとりのしょうねん | (名無し) |
11 | 0x0B | ベロリンガ | 75 | 0x4B | サンダー | 139 | 0x8B | パルシェン | 203 | 0xCB | ミニスカート | ミ゙▼9ネ |
12 | 0x0C | タマタマ | 76 | 0x4C | メタモン | 140 | 0x8C | けつばん | 204 | 0xCC | ふなのり | アノ゙ |
13 | 0x0D | ベトベター | 77 | 0x4D | ニャース | 141 | 0x8D | マルマイン | 205 | 0xCD | ボーイスカウト | (名無し) |
14 | 0x0E | ゲンガー | 78 | 0x4E | クラブ | 142 | 0x8E | ピクシー | 206 | 0xCE | ガールスカウト | ヌ゙ |
15 | 0x0F | ニドラン♀ | 79 | 0x4F | けつばん | 143 | 0x8F | マタドガス | 207 | 0xCF | かいじゅうマニア | ィ゙ド |
16 | 0x10 | ニドクイン | 80 | 0x50 | けつばん | 144 | 0x90 | ペルシアン | 208 | 0xD0 | りかけいのおとこ | (名無し) |
17 | 0x11 | カラカラ | 81 | 0x51 | けつばん | 145 | 0x91 | ガラガラ | 209 | 0xD1 | やまおとこ | (名無し) |
18 | 0x12 | サイホーン | 82 | 0x52 | ロコン | 146 | 0x92 | けつばん | 210 | 0xD2 | ぼうそうぞく | (名無し) |
19 | 0x13 | ラプラス | 83 | 0x53 | キュウコン | 147 | 0x93 | ゴースト | 211 | 0xD3 | かじばどろぼう | 9たノ゙パメ |
20 | 0x14 | ウインディ | 84 | 0x54 | ピカチュウ | 148 | 0x94 | ケーシィ | 212 | 0xD4 | でんきやのオヤジ | ゾっオ゙ヴ |
21 | 0x15 | ミュウ | 85 | 0x55 | ライチュウ | 149 | 0x95 | フーディン | 213 | 0xD5 | ジプシージャグラー(偽) | アボロたえ゙ |
22 | 0x16 | ギャラドス | 86 | 0x56 | けつばん | 150 | 0x96 | ピジョン | 214 | 0xD6 | つりびと | (名無し) |
23 | 0x17 | シェルダー | 87 | 0x57 | けつばん | 151 | 0x97 | ピジョット | 215 | 0xD7 | かいパンやろう | ム゙ぽAィ゙ゲ |
24 | 0x18 | メノクラゲ | 88 | 0x58 | ミニリュウ | 152 | 0x98 | スターミー | 216 | 0xD8 | スキンヘッズ | パデアたズ |
25 | 0x19 | ゴース | 89 | 0x59 | ハクリュー | 153 | 0x99 | フシギダネ | 217 | 0xD9 | ギャンブラー | ▼たネ゙ゃヂ |
26 | 0x1A | ストライク | 90 | 0x5A | カブト | 154 | 0x9A | フシギバナ | 218 | 0xDA | おとなのおねえさん | ミ゙プ9あ゙ィ゙ |
27 | 0x1B | ヒトデマン | 91 | 0x5B | カブトプス | 155 | 0x9B | ドククラゲ | 219 | 0xDB | サイキッカー | Aゼケィ゙デ |
28 | 0x1C | カメックス | 92 | 0x5C | タッツー | 156 | 0x9C | けつばん | 220 | 0xDC | でんきグループ | ゃパ |
29 | 0x1D | カイロス | 93 | 0x5D | シードラ | 157 | 0x9D | トサキント | 221 | 0xDD | ジプシージャグラー | オ゙9だ |
30 | 0x1E | モンジャラ | 94 | 0x5E | けつばん | 158 | 0x9E | アズマオウ | 222 | 0xDE | もうじゅうつかい | (名無し) |
31 | 0x1F | けつばん | 95 | 0x5F | けつばん | 159 | 0x9F | けつばん | 223 | 0xDF | とりつかい | ィ゙たデ?を |
32 | 0x20 | けつばん | 96 | 0x60 | サンド | 160 | 0xA0 | けつばん | 224 | 0xE0 | からておう | (名無し) |
33 | 0x21 | ガーディ | 97 | 0x61 | サンドパン | 161 | 0xA1 | けつばん | 225 | 0xE1 | ライバル(序盤) | Aズケたジ |
34 | 0x22 | イワーク | 98 | 0x62 | オムナイト | 162 | 0xA2 | けつばん | 226 | 0xE2 | オーキドせんせい | ヲイ゙マ゙ヅパ |
35 | 0x23 | オニドリル | 99 | 0x63 | オムスター | 163 | 0xA3 | ポニータ | 227 | 0xE3 | シルフのチーフ | (名無し) |
36 | 0x24 | ポッポ | 100 | 0x64 | プリン | 164 | 0xA4 | ギャロップ | 228 | 0xE4 | はぐれけんきゅういん | (名無し) |
37 | 0x25 | ヤドン | 101 | 0x65 | プクリン | 165 | 0xA5 | コラッタ | 229 | 0xE5 | サカキ | をイ゙ビぱパ |
38 | 0x26 | ユンゲラー | 102 | 0x66 | イーブイ | 166 | 0xA6 | ラッタ | 230 | 0xE6 | ロケットだんいん | ダぶた |
39 | 0x27 | ゴローン | 103 | 0x67 | ブースター | 167 | 0xA7 | ニドリーノ | 231 | 0xE7 | エリートトレーナー(男) | ヂ |
40 | 0x28 | ラッキー | 104 | 0x68 | サンダース | 168 | 0xA8 | ニドリーナ | 232 | 0xE8 | エリートトレーナー(女) | ゃアジさイ゙ |
41 | 0x29 | ゴーリキー | 105 | 0x69 | シャワーズ | 169 | 0xA9 | イシツブテ | 233 | 0xE9 | シバ | ゾ99ゼ9 |
42 | 0x2A | バリヤード | 106 | 0x6A | ワンリキー | 170 | 0xAA | ポリゴン | 234 | 0xEA | タケシ | 9ゴ2パゴ |
43 | 0x2B | サワムラー | 107 | 0x6B | ズバット | 171 | 0xAB | プテラ | 235 | 0xEB | カスミ | アパノ゙9ア |
44 | 0x2C | エビワラー | 108 | 0x6C | アーボ | 172 | 0xAC | けつばん | 236 | 0xEC | マチス | ゾ99バ┛ |
45 | 0x2D | アーボック | 109 | 0x6D | パラス | 173 | 0xAD | コイル | 237 | 0xED | エリカ | ヂィ゙ィ゙ゃい゙ |
46 | 0x2E | パラセクト | 110 | 0x6E | ニョロゾ | 174 | 0xAE | けつばん | 238 | 0xEE | キョウ | 9パ |
47 | 0x2F | コダック | 111 | 0x6F | ニョロボン | 175 | 0xAF | けつばん | 239 | 0xEF | カツラ | ゾゃAえ゙ |
48 | 0x30 | スリープ | 112 | 0x70 | ビードル | 176 | 0xB0 | ヒトカゲ | 240 | 0xF0 | ナツメ | ヂえ゙ケAダ |
49 | 0x31 | ゴローニャ | 113 | 0x71 | コクーン | 177 | 0xB1 | ゼニガメ | 241 | 0xF1 | ジェントルマン | ▼イ゙ゴ▼ゲ |
50 | 0x32 | けつばん | 114 | 0x72 | スピアー | 178 | 0xB2 | リザード | 242 | 0xF2 | ライバル(中盤) | (名無し) |
51 | 0x33 | ブーバー | 115 | 0x73 | けつばん | 179 | 0xB3 | カメール | 243 | 0xF3 | ライバル(終盤) | (名無し) |
52 | 0x34 | けつばん | 116 | 0x74 | ドードリオ | 180 | 0xB4 | リザードン | 244 | 0xF4 | カンナ | パアヌ゙さパ |
53 | 0x35 | エレブー | 117 | 0x75 | オコリザル | 181 | 0xB5 | けつばん | 245 | 0xF5 | きとうし | ノ゙▼イ゙バハ |
54 | 0x36 | レアコイル | 118 | 0x76 | ダグトリオ | 182 | 0xB6 | けつばん | 246 | 0xF6 | キクコ | ヂバぶイ゙ダ |
55 | 0x37 | ドガース | 119 | 0x77 | モルフォン | 183 | 0xB7 | けつばん | 247 | 0xF7 | ワタル | パたダィ゙た |
56 | 0x38 | けつばん | 120 | 0x78 | ジュゴン | 184 | 0xB8 | ゴースト | 248 | 0xF8 | あ゙けみヅせみギ | (名無し) |
57 | 0x39 | マンキー | 121 | 0x79 | けつばん | 185 | 0xB9 | ナゾノクサ | 249 | 0xF9 | ぐオ゙デドノ゙1 ゥ ヘオ゙ヴ | 9ム゙円イ゙ム゙ |
58 | 0x3A | パウワウ | 122 | 0x7A | けつばん | 186 | 0xBA | クサイハナ | 250 | 0xFA | デの4ゃみ8イ゙ィ゙ザあ゙ブヴ | 9パゾ9な゙ |
59 | 0x3B | ディグダ | 123 | 0x7B | キャタピー | 187 | 0xBB | ラフレシア | 251 | 0xFB | イ゙ちま | ゾ¬Aビケ |
60 | 0x3C | ケンタロス | 124 | 0x7C | トランセル | 188 | 0xBC | マダツボミ | 252 | 0xFC | イ゙ちま | Aビヂィ゙ビ |
61 | 0x3D | けつばん | 125 | 0x7D | バタフリー | 189 | 0xBD | ウツドン | 253 | 0xFD | イ゙ へ | ベアビヲ9 |
62 | 0x3E | けつばん | 126 | 0x7E | カイリキー | 190 | 0xBE | ウツボット | 254 | 0xFE | い゙に゙パぼゲゥぼへあ゙ | ム゙▼イ゙マ゙ャ |
63 | 0x3F | けつばん | 127 | 0x7F | けつばん | 191 | 0xBF | ヅ | 255 | 0xFF | い゙に゙ あ゙ノ゙てて | アネ゙デパミ゙ |
・0xC8〜0xFFの範囲はトレーナーの領域です。初代では、ポケモンとトレーナーは同一の内部番号テーブルで処理しているっぽいですね。 ただ、この範囲も「無理矢理ポケモンとして呼び出させる」とバグポケモンに成り得ます。 例えば、0xFFのバグトレーナーをポケモンとして呼び出させた場合、バグポケモン「アネ゙デパミ゙」として出現します。 | |
・0x91はガラガラですが、バグ技等で出そうとした場合は何故か「ゆうれい」の姿で出現します。 ただし、「ゆうれい」なのはあくまでも見た目(グラフィック)と名前だけです。 「タチサレ…」とはならず普通に戦闘が行えますし、捕獲すればちゃんと普通のガラガラになります。 |
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・0xB8は「ゆうれい」の見た目(グラフィック)で出現する「ゴースト」という名前のバグポケモンです。 捕獲するとサイドンになる等、色々挙動がおかしいです (もっとも、挙動がおかしいのはコイツに限らずバグポケモン全般に言える話ではありますが……)。 |
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・0xD5は、見た目(グラフィック)や肩書きこそ「ジプシージャグラー」ですが、 手持ちポケモンのデータは何故か1つ後ろの0xD6に位置する「つりびと」のものが読み込まれます。 普通にフィールド上で戦闘する「ジプシージャグラー」は全て0xDDの方です。 そのため、この0xD5の方は没データ(未完成データ?)と見てもいいかもしれません。 |
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・0xE2は、没トレーナーの「オーキドせんせい」です。バグ技やチートでも使わない限り彼と戦闘する事はできません。 彼の使用ポケモンはケンタロス、ナッシー、ウインディ、ギャラドス、御三家最終進化形態の5体です (この御三家は、主人公にもライバルにも選ばれなかった残りの1体です)。 場合によっては、全く別の肩書きのトレーナーの手持ちが読み込まれたり、「けつばん」を含む支離滅裂な手持ちに なったりもしますが、上述のものが彼の実際の手持ちポケモンです。 ところで、何故「オーキド“はかせ”」ではなく“せんせい”なんでしょうね…? |
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・0xE3は「シルフのチーフ」という謎のトレーナーです。 こちらも「オーキドせんせい」と同じくバグ技やチートを使わない限り絶対に出会えない没データですが、 内部データ上に存在しているのは、この「シルフのチーフ」という肩書きと賞金係数だけです。 見た目(グラフィック)や手持ちポケモン等の他の全てのデータは、1つ後ろに位置する「はぐれけんきゅういん」のものが 読み込まれます。 | |
・ピカ版にのみ登場する特殊な「ロケットだんいん」(所謂「ムサコジ」)の内部番号は、 実は普通の「ロケットだんいん」と同じ0xE6です。 |
・この内部番号は「151種類のポケモン達が生み出されたおおよその順」と見ていいのだろうか?
勿論「会議やら何やらでそのポケモンのデザインや設定等が生み出された時期」と「実際にそのポケモンがデータとして打ち込まれた時期」が必ずしも一致している訳では無いだろうから
飽く迄「おおよそ」…。
・全体的な傾向として、(後半はそうでもないけど)前半は進化系列もクソも無いぐっちゃぐちゃな並び。初めて進化系列で並んでいるのはロコンとキュウコン(0x52と0x53)。
当初は進化(姿や鳴き声すらも変わるほどのパワーアップ、成長)という概念が無かったのかもしれない。
・そのロコン系列以降にも興味深い発見がいくつかある。暫くの間、「ピカチュウとライチュウ」のような“2段階の進化系列”がずっと続いているのだ。
けつばんすらも2つずつ続いているのが面白い。このけつばん達(0x56,57と0x5E,5F)も元々はそれぞれ進化系列のポケモンだったんだろうなぁという雰囲気がする。
・そして、その流れを経た後に“分岐する2段階の進化系列(イーブイ系列)”や“3段階の進化系列(ニョロゾとニョロボン、ビードル系列)”が現れ始める。
「進化」という概念を模索していた時期なのかもしれない。
・「後付けで生み出された進化後」や「後付けで生み出された進化前」もいるのだろう。
個人的な偏見だが……。例えば、ニド夫妻の進化系列はニドキング及びニドクインありきで、「このモンスター達の幼体はこんな感じの造形だろう」というコンセプトで
ニドラン♂♀のキャラクターデザインがなされたかのような印象がある。
その後、「この幼い奴らからいきなり成体になるのはちょっとヘンかな」という事で中間のニドリーノ・ニドリーナが生み出された……とか?
・あるいは、ニドキング・クインはニドラン♂♀の進化した姿(=成長した姿)ではなく、突然変異個体だとか滅多に生まれないレアな個体だとかそういう設定だったのかもしれない。
そう考えると、ただのワンちゃんでしかないガーディに対してウインディが伝説だとかいう壮大な設定になっているのにも納得がいく…のか?www
・サイドンも「サイホーン達の首領(ドン)」というニュアンスで付けられたネーミングっぽい……?
・サイホーンはちゃんと「犀(サイ)」っぽい造形だけど、進化して2本足で立つようになった(という設定になっている)サイドンはぶっちゃけもうサイ要素無くなってきているよね……。
・ユンゲラー(0x26)も、当初は某超能力者(笑)をコンセプトにしたモンスターという事でこいつが生み出され、その後に進化前(ケーシィ)と進化後(フーディン)が生み出されたのでは
という印象を受ける。
進化系列内での内部番号順が似たような事になっているフシギソウ(0x09)もそのクチなのでは?という気もしないでもない。
・前半はおおよそ動植物をそっくりそのままモチーフにしたポケモンばかりだが、ユンゲラー(0x26)辺りからだんだん「人型のポケモン」、すなわち「見た目やモチーフ自体ではなく
“どんな行動をするのか”がキャラクター像のキモになっているポケモン」「“動植物の種の多様性”ではなく“機能の多様性”をイメージしたポケモン群」が現れてきているように思える。
ユンゲラーは「超能力」、ゴーリキーは「力自慢」、バリヤードは「パントマイム」、サワムラーとエビワラーはそれぞれキックボクシングとボクシングという「格闘技」、スリープは「催眠術」……
といった具合に。まぁスリープは獏(バク)という動物の意匠も取り入れられたハイブリッドなポケモンだけど。……あ、でもケーシィ系列だってキツネか。
・個人的に、フーディンは“空狐(くうこ)”がモチーフにあるんじゃないかなと睨んでいる。
・空狐は、善狐(善い行いをする妖狐)の中で最も妖力が強い種類。耳は狐の形を残すものの、尾が0本になり姿が人型になる(善狐は上のランクであればあるほど尾の本数が少ない)。
ほら、フーディンに進化すると尻尾無くなっちゃうじゃない……((
・「元々はそういうつもりでキャラデザされた訳ではないけど、後になって進化系列という設定にされた」という組み合わせもあるのかもしれない。
・個人的にアヤしいかなぁ、というか「何かヘンだなぁ」と思っているのが、実はコイキング系列。
「鯉の滝登りの伝承(?)がモチーフだろうからあの進化の流れは自然じゃないの?」と思われる方が多いだろうが、その滝登りの存在が引っかかる。
「コイとギャラの内部番号が妙に離れている」というのも勿論あるが……。「滝登り」なんていうまさにピッタリおあつらえ向きなネーミングの技が存在するのに何故習得できないんだ?
・逆のパターン、すなわち「当初は進化系列として生み出されたけど後になってひっぺ剥がされた2種」という事例もあるかも?
・ミュウは、開発者インタビュー等でたびたび語られるように「赤緑開発期の最後の最後に入れられたポケモン」である。
(参考:社長が訊く『ポケットモンスター ハートゴールド・ソウルシルバー』 ― 1. 最終電車に間に合った『ポケモン』)
にも関わらずミュウが0x15と比較的早い位置にいるのは、元々けつばんだった領域にねじ込まれたからという事なのだろうか。
・ブーバーとエレブーの間にいるけつばん(0x34)は、もしかしてルージュラのプロトタイプ(だった奴)……?
・初代ポケモンでは、内部データ上で「炎・氷・電気」という種類・順番の3セットが随所に見られる。
所謂「三色パンチ」も内部番号がその順番だし、状態異常も内部データ上では眠り・毒・火傷・凍り・麻痺という順である
(「○○なおし」系アイテムは何故か毒・火傷・凍り・眠気・麻痺だが……)。
それに、この表でちょうどエレブーバーの近く(?)に位置している伝説の鳥ポケモン達も炎・氷・電気という順番だ。
なので、人型トリオも元々炎・氷・電だったのかなぁ……と勘ぐってしまう。というか、初代当時は各三色パンチがエビワラーとその人型トリオの準専用技なんだよね。
・そういえば、金銀のトライアタックの技エフェクトも確かこの順番だったよね?
・ガラガラ(0x91)はなーんか不安定な印象。
“ゆうれい”が絡むのは、ポケモンタワー関連のイベント及び“ゆうれい”と同じくらいのタイミングでガラガラというポケモンそのものが構想されたからなのだろうか?
そういえば、シオンタウンにいるNPC達のセリフでもあくまで「カラカラの“おかあさん”」という表現であって「ガラガラ」という単語は誰も発していないんだよね確か……。
・以前、ネット上で「カラカラはガルーラのお腹の子がホネを被ったポケモンなんじゃないか?」という推察を見かけてなるほど面白いなと思った事がある。
「死に別れた母親の骨」というカラカラの図鑑テキストと「おやこポケモン」というガルーラの分類がね……。それに、この2種は内部番号が結構近くてしかも若いんだよね。
・ジムリーダーや四天王達は内部番号においても劇中での順番とおおよそ同じ並び方だが、ちらほらそうじゃない人もいる。
・ジムリーダーは、「ロケット団ボス」としての側面が強いサカキを除いた場合(というか「最後のジムのリーダーはなんとあのサカキだった!!」っていう設定自体がなんか後付け設定くさい)
ナツメ(0xF0)だけが順番通りでない。
空を飛ぶの画面における順番で「あくまで冒険の途中で訪れる数ある街のうちのひとつでしかないヤマブキ」が何故かセキエイ高原をも押しのけ一番最後になっている件を彷彿とさせる。
・四天王は……。そう、何故かシバ(0xE9)だけが一回り早い。カンナとキクコの間(=本来シバの内部番号としてはこっちの方がふさわしいんじゃ?と思われる位置)に居るのは祈祷師。
ゴーストタイプ関連の様々な事象は後になってから一気に実装されたのか?
ちなみに、金銀ではこうなります。
・これはあくまで「初代と通信交換をする時にのみ参照する内部番号テーブル」です。
金銀では、通常時はこれとはまた別の内部番号テーブル(「内部番号=全国図鑑ナンバー」となっている)を参照しています。
・トレーナーやバグポケモンだった領域に、金銀で新たに登場したポケモンたちが宛てがわれています。何故かポッポ、ホウオウ、ソーナンス、ブルーが2つずつありますが…。
・けつばんやバグポケもちゃんと“ポケモン”として扱われます。
例えば、初代側で用意した0x0Fの「けつばん」を金銀側で「ステータスをみる」とハッサムになっています。実際に送る事も(理屈の上では)可能です。出来ない場合の方が多そうですが…。
ポケモンの種類だけでなく被捕獲度(金銀側では持ち物)や技についても同じような感じです。
・セレビィはこの内部番号テーブルにはいません。お目当ての内部番号に対応するけつばんやバグポケを確保して金銀に輸送……という手法は、セレビィの場合はそもそも不可能という訳です。
あと、こんな表も。
キャラデザが確定している(らしい)ポケモンの背景色を変えてみました。
青…杉森建(すぎもり けん)氏、 緑…森本茂樹(もりもと しげき)氏、 赤…にしだあつこ氏 です。
聞いた話によると、とある古い書籍に
西田敦子さんはピカチュウなどのかわいいポケモンをデザインしたが、ヤドランやナッシーのようなちょっと変わったポケモンのデザイナーでもあるのだ
という記述があったらしいのですが…。現在調査中、といったところですかね。
ちなみに、初代の151種のキャラデザは上記3人に藤原基史(ふじわら もとふみ)氏を加えた4人で行われていたそうです。